さかもとこーひーの焙煎&ブレンドメソッド30
「焙煎機のメンテナンス2」
前回は「焙煎機のメンテナンス」について書きました。
焙煎すると排気で汚れます。
定期的にグリスアップも必要です。
さかもとこーひーでは月1回3人で煙突や排気ファンの掃除と
ベアリングのグリスアップをしています。
定期的にすることで焙煎機のコンデションが一定になるようにしています。
焙煎機自体が10年超えてきたので
ここ数年で排気のモーターやギアモーターを交換しました。
トラブルと焙煎できませんから。
最近は年に1回定期点検してもらっています。
そんなこんなで・・・今回は「焙煎機のメンテナンス2」 です。
よくある話しなんですが、
自家焙煎店開店してもなかなか軌道に乗らないんです。
自家焙煎店はお客さん少ないとやること無いんです。
で、機械いじりが好きな店主は、
暇なので焙煎機の掃除やメンテナンスをまめにします。
まぁ、焙煎少ないのでそんなに汚れていないんですけどね(笑)
中には改造し始める人もいますが!
改造は必要ないと思っています。
昔の火力や排気が弱い焙煎機ですと改造の必要があることも
ありそうですが、最近はその辺どうなんでしょう。
プロバット焙煎機ですと、
半分くらいの量が良いという話しも聞きます。
それは、その人の焙煎メソッドの場合であって、
前提を明確にしないと若い人をミスリードすると思っています。
5kgなら5kg、12kgなら12kg焙煎できるように設計されていると思います。
さかもとこーひーは12kgのプロバット焙煎機で10kgで焙煎しています。
そろそろ12kgで焙煎しても良いかなっと思っています。
12kg焙煎機で6kgとか7kgでも焙煎できますが、
10kgで焙煎した方が安定して、
豆の成分のデベロップにも効果的だと思っています。
10kgで6回焙煎すると60kgで焙き上がり50kgくらい。
月に20日焙煎すると、焼き豆で月に1tくらいは無理なく焙煎できます。
月に焙き豆で1.5tくらいまでは余裕でしょう。
そして、お客さん増えて、焙煎量が増えてくると
急にやることが増えてきます。
焙煎は勿論、販売も、パッキングも・・・
通販があれば、受注して、伝票印刷して、パッキングして、
発送して、入金確認して・・・。
仕事に追われて気がつくと焙煎がブレています。
焙煎機の掃除が後回しになると、
排気が変わってしまいます。
焙煎機を一定のコンデションにしておくのは
味わいの安定にとっても大切です。
これで、焙煎については一応おしまいです。
次回は「ブレンド」 について書こうと思います。
ご質問はお気軽にメールで坂本までどうぞ。
takafumi@sakamotocoffee.com
2023年03月31日
坂本孝文
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