一生繁盛カフェ飲食店経営のキモ 35
「お客を主語にする」
前回は「対面接客・側面接客」について書きました。
店頭での接客には「対面接客」と「側面接客」があると思っています。
「対面接客」は、お客さんと向き合っている、テーブルで向き合っている感じで、
「側面接客」は、お客さんの横で同じ方向を見ている、カウンターで隣に座っている感じです。
飲食店には、お客さんと勝負しているお店がありますが、
勝負ではなくて、寄り添うような関係がいいなぁーと思っているからです。
まぁ、お客さんと同じ方向を見たいってのがあります。
さかもとこーひーは、お客さんと駆引きしないようにしています。
限定セールしたり、キャンペーンしたり・・・
大手から個人店まで世の中駆引きだらけ、販売促進だらけなので、
さかもとこーひーではいつでも、どなたでも、
同じようにお値打ちで買っていただけるように意識しています。
まぁ、さかもとこーひーの常連さんはそれぞれこーひーの消費のペースが決まっていますから、
3日間限定セールが、買った後だったり、まだ自宅の在庫があったりだと、意味がなくなってしまいます。
そんなこんなで・・・今回は「お客を主語にする」 です。
大きな会社でも、個人店でも「目標」や「予算」があります。
(さかもとこーひーにはありません)
すると、今月はいくら売らなきゃとか予算達成頑張ろうってなります。
広告はどうしよう、販売促進どうしよう。
限定で集客しよう。
差別化して集客しよう。
どうやって売ろう。
アップセール、クロスセールで売上アップしよう。
そこにはお客さんが見えません。
見えるのは数字。
主語が店側になっています。
さかもとこーひーで大切にしているのは・・・
「お客を主語にする」です。
お客を増やす。
お客が増えるようにする。
売るのではなくて、
買いやすくする。
集客はしない、
ウエルカムな雰囲気を意識する。
次回は「マーケティングの暗闇」について書こうと思います。
ご質問はお気軽にメールで坂本までどうぞ。
takafumi@sakamotocoffee.com
2023年05月07日
坂本孝文
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