おゆみ野店店長コラム「こーひーの丁寧なハナシ」
第173回【小学校の通知表を見て思った事】
こんにちは。10月も下旬に差し掛かりましたが、今週も夏日の暑さがあったり、逆に今日は一気に気温が下がったりと、気温の急激な変動に身体が付いていけなくなりそうです。こういう時期こそ普段通りの生活リズムを大切にして過ごしていきたいと思います。くれぐれもご自愛下さい。
今週で息子の小学校の前期が終わり、金曜日に通知表を持って帰ってきたので、息子と一緒に内容の確認をしました。
僕が小学生の時の途中から教科毎の評価(5〜1、ABC)から、各教科を細かくした単元毎の三段階評価(よくできた・できた・ふつう)に変わったので、久々に通知表を見た時は懐かしさを感じました。(そもそも通知表といった呼び方すらしないんですよね)
まだ小学校1年生なので出来なかった事や苦手な事にフォーカスしてもしょうがないので、各評価項目に書いてある内容の意味を分かりやすく解説した後に、好きな教科と頑張った教科を聞いて、後期はどんな事を頑張りたいかの確認をしました。
まずは前向きに勉強に取り組めるように好きな教科を伸ばし学びの楽しさを感じて貰う事、学習の習慣を身に付ける事、その上で基礎固めを反復して行う事。一番は勉強に苦手意識を持たないようにする事だと思っています。
良い点数を取るとか順位を上げるとか高い評価を得るといった事は、本人が必要に感じたら自分で頑張れば良いと思っているので、将来自分が興味を持った分野や仕事で必要な事を学ぶ時に困らないような学習の仕方を身に付けて貰うのが、親としての目標ではあります。
今の世の中を見ていても、数字をや順位、成績を競い続けて出世した人達が作ってきた社会に、軋みや歪みが生じてきているような気がしています。
勿論一部の野心や向上心が高い人達や、圧倒的に能力が突出した人達が、より高みを目指す事に異論は無いのですが、そこまででも無い大多数の人達まで、競いあって良い大学良い会社を目指し、大学のランクや会社の知名度、職場での肩書きでマウントを取り合うような社会はただただしんどいだけだと思っています。
自分の適性や興味に合って、食うに困らない位の収入があって、人と比べない競わない自分の価値観での幸せや生き甲斐を感じられるような仕事を選ぶ事。要は「足るを知る」の気持ちが大事だと思います。
これは普通の仕事勤めに挫折した、偏屈で天邪鬼な自分が考える価値観なので、もしかしたら成長した息子は違う価値観を持つかもしれません。まあそれはそれでいいと思いますし、自分の人生を自分の考えで決断していって欲しいと願っております。
2024年10月20日
坂本壮太
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