おゆみ野店店長コラム「こーひーの丁寧なハナシ」

第84回【世代を超えて愛される魅力】


 

こんにちは。まだまだ厳しい寒さが続く中、2月が始まりました。3日の節分は息子から「怖い鬼になって欲しい」というリクエストがあったので、それなりに気合を入れた格好をした結果、娘に大泣きされてしまいました。トラウマになったり嫌われていないかが少しだけ心配です。
 

さて、第84回の今回は「世代を超えて愛される魅力」と題し、うちの息子も大好きなトトロやジブリ作品が持つ普遍的な魅力と、作品や店が長く愛される為に必要な要素について考えていこうと思います。
 

最近息子がとなりのトトロを見るようになったので、先日の休みに家族で三鷹の森ジブリ美術館に行ってきました。
 

息子はデカいトトロやのぬいぐるみや、中に入ったり上によじ登れるねこバスを満喫し、僕自身もステンドグラスに描かれた各作品の絵を見たり、建物の様々なところに隠された遊び心にニヤニヤしたりと、中々に楽しい時間を過ごす事ができました。
 

思えばとなりのトトロが公開されたのが1988年。公開当時の僕は5歳で、今の息子とほぼ同い年位です。公開当時にうちの両親も観ているので、親子3世代に渡り愛されている作品です。
 

他にも絵本のこぐまちゃんシリーズやノンタン、ドラえもんも、僕が子供の頃から今の子供達にも愛されています。
 

長年愛されている作品には、何度繰り返し観ても飽きさせない普遍的なストーリー構成。オリジナリティのあるキャラクター。印象的なセリフや場面。そして何より作品自体の技術・クオリティが必要不可欠です。
 

以前子供向け漫画雑誌の編集者の記事で、
 

子供向けの作品は、作り手側が「真剣に子供と向き合う」「大人が面白いと思うものを、子供に伝わるようにわかりやすくする」事が重要で、そういった作品は子供は勿論、大人が観ても面白い。

逆に、子供騙しの作品は、作り手側が「子供はこういうのが好きなんだろう」と、大人目線で子供の好みに合わせにいっている作品。
 

というような内容を目にしました。
 

確かに時代を超えて愛されている子供向けの作品は、大人になってから改めて観ると子供の時に観た時とは異なる気付きや感動がある事が多いです。
 

あとは、「流行を意識しない」というのも、時代を超えて愛されるには大切な要素ですね。
 

「今こういうジャンルが流行っているから」というような、まずヒットや売れる事ありきの作品には、時代を越えて愛されるのは中々難しいように思います。
 

そう考えると、お店やお店の商品作りも全く同じという事がわかります。
 

まずは商品の素材・技術といったクオリティが安定しているのは大前提です。
 

そして「店側が本当に良いと思うものを作る」「店側が良いと思わないものは作らない・売らない」この2つ、特に後者は本当に重要だと思います。
 

コストカットや利益性重視、安易に流行に乗ろうとして「良いと思わないもの」を売ってしまう。
 

この線引きをきちんと出来るか否かで、お客様にとってのお店の信頼や価値がはっきり変わってくると思います。
 

長きに渡ってお客様に愛されるためのヒントは、世間に溢れる数多のマーケティング論やコンサルティングよりも、意外と身近な所にあるのかもしれませんね。
 

2023年2月5日

坂本壮太
 

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