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週刊こーひーコラム
「プロのつぶやき」


プロのつぶやき1285【パナマ・レリダ・パカマラ、アフターダーク、ブラジル・パッセイオ

 

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10月下旬になり、お陰さまで忙しくしています・・・しかし、まだ夏のような暑い日もあって、体調管理に気をつけています。くれぐれもご自愛ください。夏が終わって、公民館・子どもルームのママさん・近所のマンションの皆さんとこーひーレッスンが続いています。2時間の独演会のようで、終わるとクタクタになります、昔は午前・午後と1日で2回出来たんですけど(笑)
 

西田敏行さんが亡くなりました・・・池中玄太、浜ちゃん、タイガー&ドラゴン、俺の家、学校、ナミヤ雑貨店、アウトレイジと映画、ドラマ、コントでも楽しませてくれました。
 

大瀧さんつながりでプレスリーやジェームズブラウンも見事に歌ったものでした・・・金曜日のラジオビバリー昼ズでは高田センセーとのあれこれや、プライベートで可愛がってもらっていたという松村君のベスト5の名シーンを物真似して大笑いしながらジーンときました。アウトレイジの武と西田さん二人を一人で物真似で再現はお見事でした。
 

そんなこんなで・・・秋向けの3種類のこーひーをお届けします。
 

秋の深まりにお届けしている特別な品種「パナマ・レリダ・パカマラ」・・・パカマラを使ったすっかり定番人気になった「アフターダーク」・・・久しぶりのクリーミーなアーモンド&ミルクチョコレートのキャラが素晴らしい「ブラジル・パッセイオ」・・・お楽しみください。
 

【パナマ・レリダ・パカマラ】(150gパック)

秋が深まってくるとお届けしている特別な品種のパカマラ種です。
 

一口目から華やかブライトさが印象的です・・・クリーンでまろやかな味わいから、フルーツやフローラル感が伝わってきて、冷めてくるとワイニーな魅力からこの「パナマ・レリダ・パカマラ」の素晴らしさが伝わってきます。
 

少し冷めると・・・円やかな味わいにアプリコット、マスカット、フローラル、ジューシー、オレンジ、レモン・・・スパイシー、口当たりは柔らかくまろやかで、余韻の甘さが優しく、静かできれいな酸は甘さに包まれて一体となっています。
 

冷め切った最後のひと口のシトリック系のブライトな余韻はまさにパカマラ種の際立つだった魅力だと思います。
 

華やかでエレガント・・・優しく上品・妖艶で・・・長く魅力的な余韻・・・「パナマ・レリダ・パカマラ」の魅力をお楽しみください。
 

品種: パカマラ種

栽培地: ボケテ地域 北西部 ロスナランホ地区

農園: レリダ農園(Finca)内の

アメリア農園(Estate),フローラ農園(Estate)

農園主: アモルソ一家

収穫時期: 1月から3月

生産処理: 水洗方式(FW)、天日乾燥
 

ゲイシャ種で最近話題のパナマですが、パナマのコーヒーはその甘い風味で日本の消費者に親しまれてきました。コスタリカ国境沿いのボケテ地域は、コーヒー生産で最も有名な地域です。花卉栽培が盛んな同地域は、気候が良く、近年欧米からの観光客が増加しており、レリダ農園など、コーヒー農園内にホテル(ロッジ)を併設しているところがあります。また最近同地域内では宅地化が進んでおり、コーヒー栽培が難しい環境にあります。元来生産量がコスタリカの一か月分といわれ、生産量が少なく、品種、処理方法、マイクロロットなど個性と品質で勝負というのが最近のパナマの傾向です。
 

レリダ農園は、1929 年にパナマ産コーヒーを初めてドイツに輸出しました。これにより、パナマはヨーロッパで最高品質の希少なコーヒーの生産者として高い評価を受けるようになりました。また、同農園はパナマで最も標高の高い、素晴らしい生産

環境に恵まれた農園の一つです。この農園で素晴らしいコーヒーが出来ないわけがないと関係者からいわれていた程です。2001 年のベストオブパナマ品評会で見事優勝、その後数回の入賞を経て、高品質コーヒーを産出する農園として認知されてきました。しかしながら 2000 年代後半、経営上の問題から品質が低下し、市場から姿を消しました。
 

2011 年より新しいオーナーによる経営がスタートし、農業技師を招き、新しい生産体制が始まり、農園内のホテル、レストランもリニューアルオープンしました。農園内は特殊性気候や条件による違いのあるロットごとに分けられています。今日まで、レリダ農園は 100 年以上にわたりコーヒーを輸出しており、その品質は常に特筆すべきものであり、一貫性のある生産工程、素晴らしい精製、非常に丁寧な仕上げにより、パナマの最高のコーヒーのサプライヤーのひとつとなっています。
 

レリダ農園は 5 つの農園から構成されています。所有順に。。。

1 Esplendorosa Estate 1500~1600m、始まりの農園、バル山を一望できるエリア、ゲイシャ種

2 Flora Estate 1500~1600m、8ha、青々とした植林、パカマラ種・カツアイ・SL34

3 AMELIA Estate 1500~1650m、32ha(他 10ha の保護林)、ゲイシャ、パカマラ(BOP で多数入賞)、ティピカ、カツアイ、曾祖母の名前から名付けられる

4 Lerida Estate 1600~2050m、70ha(他 30ha の自然林)、水洗~乾燥工場もある中枢農園、ゲイシャ、ティピカ、カツアイ、オレンジブルボン、SL28,SL34

5 Michella Estate 1600m、35ha, ティピカ、カツアイ、パカマラ、SL34
 

2160円/150gパック(税込)
 

【アフターダーク】(200gパック)

秋たけなわになるとお届けする11年目の「アフターダーク」です。
 

今年は「ムーンライトカフェ」のご好評にインスパイアーされて・・・さらにダークに、そして柔らかな口当たりや上質感を上積みしたいと思いました。メロウ、ラウンド、ブライト、クリーミー・・・そのイメージのために使ったのが「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」です。
 

さかもとこーひーをベースで支える「バークレーロースト」に、上質さならこれでしょと「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」をブレンド・・・勿論「パナマ・レリダ・パカマラ」で仕上げました、贅沢!やりすぎ(笑)
 

元々のイメージは・・・After Dark Before Light 暗闇の後、光りの前…という言葉から・・・ダークな中に見える明るい魅力です、それを進化させました。アラ古希になって、スペシャルティコーヒーのブレンドの深み、厚み、艶かしい味わいをお届けします。なかなかの出来だと一人ニヤついた昨年よりも、さらに上質な味わいと香りに仕上がりました。
 

ひと口目まろやかで艶っぽい口当たり・・・なめらかでクリーミーな味わいがそのままにフローラル&フルーティな余韻に流れていきます。
 

ダークでメロウで上質なチョコレートの味わいをベースにして、アプリコットやシトリック、フローラル、ブルゴーニュ赤ワインとパカマラやグアテマラ・エルインヘルト・ブルボンがいい仕事して・・・コーヒーの魅力の可能性を広げてくれます。土岐さんのアルトサックスの艶っぽい音色をイメージしました。
 

「アフター・ダーク」は…サックスの土岐英史さんのアルバムに入っていて、年に何回かライブで聴いていて大好きな曲なんですが…お嬢さんの土岐麻子さんが新しいアルバムで英語詩を付けて歌ったんです。それを聴いていて…After Dark Before Light 暗闇の後、光りの前…という言葉がピッタリだと思いました、是非お楽しみください。
 

(土岐さんが2021年6月71歳で逝去されました。ライブであの生音を浴びることができないのかと寂しいのですが、CDでヘビロテしてます。R.I.P.)
 

1620円/200gパック(税込)
 

【ブラジル・パッセイオ】(200gパック)

ブラジルのトップクオリティの農園の中でも、この「ブラジル・パッセイオ」はブラジルの伝統的な魅力をさらにスペシャルティコーヒーに引き上げた印象で、とってもお気に入りです。
 

ラウンド、クリーミー、スイート、ジューシー、ミルクチョコレート、ベリー、アーモンドチョコレートの余韻が心地よく、これからの季節にぴったりだと思います。
 

繊細で柔らかな質感に、華やかな甘さ・・・最初のひと口の印象です。少し経つとジューシーさと高級なミルクチョコのような余韻が漂ってきます。冷めてくると、甘さに包まれたフルーツ感が際立ってきて・・・やっぱり美味しいなぁーとうっとりしました。気持ちが落ち着きながら、少し元気ももらえる感じです。
 

お気に入りの「ブラジル・パッセイオ農園」のブルボン種ナチュラル式です。クリーンで柔らかな口当たりと甘さが印象的で、余韻にジューシーなベリー感、ミルクチョコの質感からスパイシーさが魅力的です。ブルボン種&ナチュラル式の甘さや質感が嬉しいです。熟度、甘さ、余韻、質感と流石の素晴らしい農園です。
 

パッセイオ農園の生き生きとした魅力・・・なめらかな口当たり・・・上質魅力的な甘さ・・・シルキーなミルクチョコレート感・・・冷めてほのかに感じるベリー感とスパイシーさ・・・さらに冷めるとまるい甘さに満たされます。ベリー感からより複雑な魅力を感じるのは、ピーチのキャラが裏に隠れているからかもしれません。
 

この20年ブラジルの色々なスペシャルティコーヒーをお届けしてきましたが・・・20年の洗練さや成熟を感じる農園だと思います、素晴らしい農園です。
 

農園名:パッセイオ

農園主:アドルフォ エンリケ フェレイラ

エ リ ア:南ミナス

プ ロ セ ス:ナチュラル

品 種:ブルボン

標 高:1,100m~1,200m

パッセイオ農園は、南ミナス地区のコーヒー生産地帯のほぼ中心に位置するMonte Beloにあります。標高1100m~1200mの丘陵地帯に農園が広がっており、火山性ミネラルを含んだ肥沃な土壌に恵まれています。植付けのための土壌整備からコーヒーチェリーのピッキングまでの作業は、訓練され、技術を持った作業者によって成り立っています。当農園は、3世代にわたりコーヒーの生産を行なっており、そのつど生産技術の革新を行い、効率性の向上を求めています。自然環境に対する配慮も抜群で、75ヘクタールの自然林を残しており、農薬の使用量も減らしています。作業者の生活、教育環境の整備等社会問題の解決にも積極的に取り組んでいます。パッセイオ農園はCOEやLate Harvest Competitionの常連として、世界のスペシャルティコーヒーのロースターに知られています。COEの前身であるITCのグルメコーヒープロジェクトの農園として1997年に初めて水流によるチェリーの比重選別機とグリーンセパレータを導入したことも、パッセイオの品質に関するアドバンテージを維持する要素となっています。
 

1620円/200gパック(税込)
 

さかもとこーひーは「まろやかな美味しさと、ゆたかな香り」を大切にしています。
 

2024年10月20日

《まろやかな美味しさ、ゆたかな香り》

坂本・丁寧な暮らし・孝文
 

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