週刊こーひーコラム
「プロのつぶやき」
プロのつぶやき1356【キャリア終盤の楽しみ】

真冬の寒さから春の陽気になり、一転雨になって冷込み、季節が進むのを感じます。おゆみ池の桜の蕾が少し膨らんできました。
今週は錦織選手の復帰戦があって、チャレンジャー大会の予選から出場でしたが、毎晩9時10時くらいからYouTubeで中継されて、久々に毎日テニス観戦しました。10年前のトップ10で鎬を削っていた時のようにX上に日本・世界中の錦織ファンがいて、様々な情報や感想が飛び交いました。次週もチャレンジャー大会に出るようです、本戦からなのでよかったです。
以前のようなキレキレのコンデションではなく、故障の回復を探りながら試合感を確かめている感じです。無理のない安定したショットとたまに出るミスを繰り返しながら、最後はギア上げて狙い通りに決めるのがお見事です。
予選勝ち抜いたコメントでは・・・「今日は最高の出来ではなかったけれど、勝つことがいつも大事だ。長いあいだ競技に出ていなかったから、慣れないといけない。本戦入りできて嬉しい。
僕はまだ競技が好きだ、たとえこれまでプレーしてきたより小さな大会だとしても。大変な試合をプレーするのが好きだ、それがいまいちばん必要なこと。
トップ100の選手とやりあえるとは思っていない。もう若くない、身体の面でもテニスの面でも、できないだろう。一歩ずつ進んで、すべて楽しむようにしないといけない。多くの試合でプレーすることが必要だ。もし2-3ヶ月続けて大会でプレーできたら、自信や試合でのリズムを取り戻せるだろう。
この2試合、悪くはなかったけれど、しばらくプレーしていなかったから、まだ筋肉がなまっている。身体を慣れさせないといけない。今年の目標は特にない。プレーして試合を積み重ねないといけないけれど、ランキングや結果の面で、具体的な目標は無い」
そして本線2試合戦いました・・・怪我無く身体が慣れてくることを願うばかりです。負けた本戦2回線の1セット目ですが・・・動きが良くなりスピードパワーとアップして、見事にセットを取りました。その後疲れからか動きが落ちてしまいましたが、この調子で慣れてくるのが楽しみです。
トップ100の選手とやりあえるとは思っていない。もう若くない・・・今年の目標は特にない。プレーして試合を積み重ねないといけないけれど、ランキングや結果の面で、具体的な目標は無い・・・こういうコメントは、30代を多くの怪我で過ごし、思うようにならない現実に直面し・・・「トップ100の選手とやりあえるとは思っていない」はコンデションさえ良くなればトップ100の選手とやりあえる自信が透けて見えます。
故障がなく、コンデション上がれば、トップ50.100になれる実力、とにかく観ていて楽しい快感、これは井上尚弥チャンピョンのシャドーやミット打ちや大谷選手のフリーバッティングも同じ感じです。
そんなこんなで・・・錦織選手のキャリア終盤は、抜きん出た選手だけあって流石ですが、自分自身がキャリア終盤に入りますので人ごとではありません。
昨年から年明けと若い人のお店の閉店がさらに目立っていきています・・・そして、50代60代のシェフのリタイアや閉店も出てきています。戦後の成長期やムーブメントを捕まえて繁盛してきたお店が時代の変化で終焉を迎えています。若い人の自己表現が前に出たお店もなかなか難しい時代になりました。
一方坂本自身は、朝6時から焙煎して、開店準備、メール対応、通販入力・伝票発行、来店のお客さん対応、、こーひーレッスン、店の通常業務、閉店作業、帰宅といったフルに働くことは随分前からできなくなっています。
もうフルには仕事できないし、息子二人に任せる仕事が増えています。最近は、7時から仕事して、昼間は卸先まわり、こーひーレッスン、そして2時3時には帰宅といったペースで・・・疲れる前に仕事を終えるを守っています。若い頃は疲れても仕事をする感じでしたが、それを続けると病気になります。
去年眼の手術を3回して、その後の通院で問題なく、視力が落ち着いてきたので新しくレンズを作り、避けていた読書を復活できそうです。本読んで、映画観て、ライブや落語に行って・・・食事会やワイン会に参加して・・・まぁ、それで十分ご機嫌です。
いよいよキャリア終盤に入ってきました・・・来週は知り合いの店の後継になる若者が研修にきます。この10年15年は同業のサポートを10店ほどしてきましたが・・・さかもとこーひーの息子二人、県内の知り合いの息子さん、そして今回の若者と、スペシャルティコーヒーの自家焙煎店で2代目が顔を出してきました。
世界は戦乱できな臭いですが・・・日本は戦後80年なんとかやってきているので、自家焙煎のビーンズショップも代々と受け継がれるようになるよう受け入れています。
相談されると伝えるのは・・・ビーンズショップは平和な仕事だということです。競合、競争、差別化、コンペティション、集客、販促等々煽ったり競い合わなくても、少しずつ常連さんが増えていけば長くやっていける仕事です。
さかもとこーひーは「まろやかな美味しさと、ゆたかな香り」を大切にしています。
2026年03月08日
《まろやかな美味しさ、ゆたかな香り》
坂本 孝文