
週刊こーひーコラム
「プロのつぶやき」
プロのつぶやき1311【コーヒーの上手な淹れ方教室】
ネットショップはこちらです。 http://sakamotocoffee.shop/ お支払いは・・・【クレジット決済】【PayPay決済】【amazonPay決済】【代金引換】【コンビニ支払い・銀行振込】になります。(卸のお客様は「卸のご案内」ページから登録をお願いします。)お手数おかけしますが、よろしくお願いします。
日の出が5時を切ってきました、風も気持ち良く、薫風ですね、朝仕事がひと段落したらおゆみ池の周りを散歩するようにしていますが、それで2000-3000歩くらい・・・一日終わると5000歩前後、1万歩歩く日もありますが、結構疲れて、翌日寝坊したりしています(笑)
達郎のサンデーソングブックは「SONGS」50周年で、1994年の「シングスシュガーベイブ」ライブ音源でした。中野サンプラザで4日間だけのコンサート・・・友人も含めてチケット全滅・・・ファンクラブ会員は1人1枚チケット取れたと聞いて、即ファンクラブ入会、それから30年!・・・1曲目の「SHOW」のイントロがかかると今でもジーンとして、「素敵なShowの始まりだよ~♪」に胸がときめきます。
その前には鈴木雅之マーチンのデビュー45周年記念「All Time Doo Wop!!」が届いて、オリジナルもカバーも長年愛してきたDoo Wopをテーマにしたアルバムで・・・Doo Wopの名曲、大好きな曲がいっぱいで、ご機嫌です。
若い時のヒットから、自分の好きな曲を40年50年とファンと共有してきて・・・今だに全国コンサートツアーしている姿にエネルギーをもらってます。
そんなこんなで・・・ツアーと言えば、さかもとこーひー公民館ツアーがあります(笑)先週今週と公民館でのこーひーレッスンがあり・・・5月も1回公民館があって・・・夏はお休み、秋から冬にまた公民館ツアーがあります。最近は年に10回くらい千葉市内の公民館にお誘い受けて・・・昔は1日で2回やったこともありますが、最近は2時間終わるとくたくたになっていますが・・・とっても励みになっています。アラ古希で2時間3時間のライブをするのは大変だろうなぁーと思ってしまいます。
今回は千葉市中心部の新宿公民館、さかもとこーひーお膝元のおゆみ野公民館で・・・質問も多く、盛り上がりました。
初めての公民館からの依頼メールには・・・100%「コーヒーの上手な淹れ方教室」が仮タイトルでついています。そして、「コーヒーの上手な淹れ方教室」では引き受けられませんと返信します。
家庭でのレギュラーコーヒーが広まっていなかった50年前なら「淹れ方教室」も分かるのですが・・・家庭でもコンビニでも広まっていますから「コーヒーを楽しむひととき」とか「コーヒーをおいしく味わう、豊かなひととき」とか「コーヒーブレイク~コーヒーはフルーツだ!コーヒーの香りと味を楽しもう~」とか・・・それぞれ公民館でコーヒーのひととき、楽しむといった感じでタイトルを考えていただいています。
実際、そのようなタイトルでどちらの公民館も定員オーバーのお申し込みで、抽選になっています。参加者のみなさん、農産物としてのコーヒーや職人仕事としての焙煎の話を聞きながら、2時間で3種類のこーひーを味わって、同じテーブルの方ともお喋りが弾んで・・・質問も多く、楽しまれています。
「上手な淹れ方」では面白くないとも思うんですよね~・・・淹れ方は美味しさの一部でしかありませんし・・・20代30代の若いみなさんが今だに淹れ方にこだわっているのが喜劇です。
とにかく、コーヒーは飲むものですから・・・良い素材、的確な焙煎をしていれば、コーヒーメーカーでも、カフェプレスでも、ドリップでも気軽に淹れられると伝えています。そしてティーバッグスタイルのコーヒーバッグでも熱湯に4分漬けるだけで美味しく楽しめるんだと、体験しながらお伝えしています。
なぜか、コーヒーメーカーより手で淹れる、ミルも手挽きといった考え方があります。
さかもとこーひーの豆は・・・「細挽き、熱湯、ドリップなら蒸らしなし」難しい淹れ方は必要ないと・・・業界に反して伝えています。
家庭向けの店なので・・・皆さん、ひと月のお財布が決まっていますから、少ない豆の量で楽しめれば経済的ですし・・・淹れ方もシンプルで毎日のこーひーのある暮らしをお伝えしています。
気軽に、手軽にコーヒーのある暮らし、部屋中にコーヒーの香りが広がる暮らし、お好みのコーヒーがある暮らしをお伝えしています。そのためには、良い素材、的確な焙煎、バランスの良いブレンドが前提です・・・そういう面倒なことはプロがクリアすれば・・・ご家庭では気軽に楽しめます。
Netflixとかでアメリカのホームドラマ観ていると・・・朝コーヒーメーカーで淹れたコーヒーを家族がキッチンに来て、各自マグカップやタンブラーに注いで、飲んだり、出かけたりしています。20年位前のドラマだとガラスのサーバーですが、最近は魔法瓶タイプがほとんどです。来客のシーンだとリビングで、カフェプレスが登場することもあります。仕事場でも各自コーヒーメーカーから注いで飲んでますね。
それが日本のドラマだと・・・手挽きミルでゴリゴリ挽いて、丁寧にペーパードリップ・・・誰々さんはコーヒー淹れるの上手だからと言ったセリフが出てきます。
50年前じゃあるまいし・・・ドラマの現場の認識が変わっていないなぁーと、TVに向かって愚痴っています(笑)
勿論、手で豆を挽いている時間が好きなんだとか、ペーパードリップをしている時間が大切なひと時なんだという常連さんがいらっしゃいますし・・・その楽しみはよくわかります。が、そうしないと美味しいコーヒー飲めないという空気が困ったものだと思っています。素材と焙煎がきちんとしていれば、コーヒーメーカーでも美味しく楽しめるんです。「うちは、手抜きでコーヒーメーカーだから」と仰る方がいらっしゃいますが・・・手抜きでもなんでも無いと思っています。
まぁ、それはそれとして・・・最近は公民館での参加者のみなさん、私と同世代の方が多いので、昔話しも反応がよく、昭和50年代とか60年代のことも盛り上がります。で、手挽きミルやペーパードリップの話しをすると、大きく頷きます。
毎回3種類のこーひーを召し上がって頂きますが・・・まず、少し残しておいて、完全に冷めた時にも味わってくださいとお願いします。冷めた時に嫌な味が無いことが大切ですと伝えます。
なので、どういうお店で買うのが良いですか?という質問にも・・・冷めて美味しいコーヒーのお店が良いですと答えています。
あと、嬉しいのは、3種類の味の違いが分かることが出来たというご感想です。違いが分からないのは、もともと大して違わないんですと言うとドッと受けます(笑)
先日は最初の独立店、紅茶の店テ・カーマリーに高校生の頃通っていて、ティースカッシュを飲んでいたという女性が声をかけてくれました・・・あれから40年、もうすぐ還暦だそうです。私ももうすぐ古希、感慨深いものがあります。
紅茶もコーヒーもいいものです。お茶のあるひと時をお楽しみください。
さかもとこーひーは「まろやかな美味しさと、ゆたかな香り」を大切にしています。
2025年04月27日
《まろやかな美味しさ、ゆたかな香り》
坂本 孝文