「こーひーの丁寧なハナシ」

第200回【アイスこーひーの季節2025】


 

こんにちは。昨日からゴールデンウィークが始まりました。今年は飛び石連休が多いせいなのか物価高の影響なのか、なんとなく街が静かな気がします。我が家は29日の火曜日に息子の友達家族からのお誘いで、長生郡の方にたけのこ掘りに行ってきます。何気に僕自身もたけのこ掘りは初めてなので、掘った後の料理も込みで楽しみです。
 

さて、今年も季節が春から初夏へ移り変わってきて、今週からスプラッシュカフェや夏への扉が発売されたのもあって、アイスコーヒーについてのお問い合わせが増えてきました。昨年よりも1週早いですが、今年もさかもとこーひーのアイスこーひーの作り方を改めてご案内したいと思います。
 

アイスこーひーの淹れ方
・オン・ザ・ロック(キレ良く豊かな味わい)
 お好みのホットの淹れ方から
 お湯の量のみを6割位に減らして下さい。(挽き目、粉の量、湯温は変えないで下さい)

 そうして出来上がった少ない量の濃い目のこーひーを
 氷をたっぷり入れたグラスに一気に注ぎ、かき混ぜて急冷します。
 氷が溶けるとちょうど良い量になって出来上がりです。

 冷水ポット等で冷蔵庫で保存しても1日くらいは劣化が遅く、キレの良さがあります。

・水出しアイスこーひー(スッキリ軽やか優しい味わい)
 1Lの水に対して、50gの細挽きの粉を入れて冷蔵庫でひと晩で出来上がりです。

 氷で急冷も水出しも、濃いめ、薄めは粉の量で加減してください。

 

コーヒーバッグでアイスこーひー
・水出しアイスこーひー
 コーヒーバッグ1個に対し水500ccを目安に、冷水ポットやタンブラーに入れて
 冷蔵庫で1晩で出来上がりです。(注ぐ前にかき混ぜて下さい)

 *特上フレンチ&特上アイスコーヒー、深煎りグアテマラのような

  深煎り感のあるものの方が味が出やすいのでオススメです。

・オン・ザ・ロック
 コーヒーバッグ1個を150cc位のお湯で濃い目に出し
 氷をたっぷり入れたグラスに一気に注ぎ、かき混ぜて急冷します。
 氷が溶けるとちょうど良い量になって出来上がりです。

 

基本はお好みのホットの淹れ方と同じ方法(細挽き・95℃以上の熱湯・粉少なめ・ドリップは蒸らしなし)で

お湯の量だけホットの時の6割程度に減らして濃い目に抽出されたものを

氷を敷き詰めたグラスやサーバーに一気に注いでかき混ぜて急冷
 

となります。
 

選ぶ豆は
 

しっかり濃いめ・ビターな味わいが好きなら深煎り系

軽やかにスッキリ飲みたいなら浅煎り系

フルーティーで上品な味わいがお好みならモカやタンザニアといった華やか系

際立つ魅力のシングルオリジンを使ったアイスこーひーもまた魅力的です。
 

基本は「自分が好きな豆・飲みたい豆をアイスこーひーにして楽しむ」という位のカジュアルな考え方で良いと思っています。
 

2025年4月27日

坂本壮太
 

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