「こーひーの丁寧なハナシ」
第245回【40代おじさんの趣味】

こんにちは。週明けからの雨や強風も止み穏やかな週末です。今週は県内各地で高校の卒業式が行われていたようで、通勤中に花束や色紙、装飾用のバルーン等を持った学生をよく見かけました。自分が高校生だった頃からもう四半世紀近く経ちますが、卒業式の風景は昔とそこまで変わらないのかなと感じました。
僕自身は専門学校進学組で秋には希望する学校から合格を貰っていたので、追い込み真っ只中の大学受験組を尻目に、地元の仲間内で主催した卒業記念ライブの練習と準備に勤しんでいました。数少ない青春を感じる懐かしい思い出です。
その時持っていたベースはすでに手放してしまっているのですが、就職してからも定期的に「またベースやギターを買って始めようかな」という気持ちになることもしばしばあります。
まあ買ったところで結局練習する時間も披露をする機会もないので購入は自重をしているのですが、学生の時にはわからなかった、中年になってからバンドを組んだりライブハウスに出演する人達の気持ちが、今は理解できるような気がします。
最近は趣味と言えるものが中々無く、習慣的に行なっているものはお気に入りのラジオ番組を聴いたり、継続して買っている漫画を読んだり、たまにライブに行くくらいで、あとは日々の料理とお酒が趣味と実用を兼ねています。
よく男はおじさんになるとスパイスカレーを作ったり、コーヒーにこだわったりしがちと言われる事がありますが、スパイスカレーは20代の頃から作っていて、当時はスパイスの小瓶を買い集めて休みの日に長時間かけて作ったりしていました。
最近は日々の帰宅してからの料理時間の中で「いかに少ない手数と時間で美味しく作れるか」にフォーカスしています。インデラの缶カレー粉が大活躍しています。
コーヒーに至っては趣味にするどころか家業ですが、もし家業ではなかったら色々な店で珍しい品種のコーヒーを買い集めて、器具を買い揃えて淹れ方にも拘る「マニアックコーヒーおじさん」になっていたかもしれませんね。
改めて「趣味とはなんだろう?」と考えると僕の中の定義では、それをしている間は仕事や家庭の事から思考を切り離して、己の内面に集中できるのが心地良い「日々の仕事や生活に使っている脳内のリソースをリセットしてくれるもの」と言えるかもしれません。
2026年03月08日
坂本壮太